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コンサル転職・就活:ケース面接突破率を高める7つのTIPS

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現在、現役コンサルとして4年以上働いている経験から、
コンサルファームのケース面接突破の確率を大きく高める7つのTIPSをご紹介します。
 
このTIPSはすぐに実践できて、効果もすぐに見込めるものです。
また、コンサルの転職や就職試験だけでなく、実際にコンサルになった後に高いパフォマンスを出すためにも役に立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
 
以下に動画も添付しておきます。
音声だけでも理解いただけるように作成しているので、通勤時間や隙間時間等に聞いていただけますと幸いです。
 
 
それでは早速7つのTIPSにいきましょう。

① 良い第一印象を与える

 
面接では最初の1分で合否が決まると言われているほど、第一印象が重要です。
 
これはノーベル経済学賞を受賞したダニエルカーネマンの研究の結果より明らかになっているのですが、人間は最初に受けた印象に大きな影響を受けてしまう認知的なバイアスを持っており、候補者の能力や性格を最初の1〜2分程度で決めつけてしまう傾向があるためです。
 
そして、最初の印象が悪かった場合、残りの印象がよかったとしても、最初の印象を覆すのは難しいと言う研究結果があるのです。
 
詳しくは、ダニエル・カーネマン先生の以下の書籍に記載があるため、こちらを参照ください。
 

 
では、良い第一印象を与えるためにはどうすれば良いでしょうか?
 
ここでは、一番取り組みやすく、高い効果が期待できるたった一つの方法についてご説明します。
 
それは・・・
 
「忙しい中時間をいただくことに対して、心からの感謝を述べる」
 
ということです。
 
まず、感謝の言葉を伝えられることに対して、悪い印象を抱く人はほとんどおらず、多くの人は良い印象を持ちます。
 
特に、面接官を担うことが多い、マネージャークラスのコンサルは、抱えている仕事も多く、夜遅くまで働いている人が多いです。
 
その忙しい中で面接を行っているため、「この人とは一緒に働きたくない」と思われると、その瞬間に試合終了なのです。
 
感謝の言葉を述べることで、少なくとも「可愛げのある人だな。しっかりした人だな」と思わせることができるため、面接時だけでなく、普段の仕事においても、誰かに時間をいただく際には、
 
最初に忘れずに感謝の言葉を述べる
 
ということを習慣づけていただければと思います。
 

②ケース面接で問われた問題を復唱する

この「ケース問題の復唱」は、自分が、面接官が意図している通りの正しい問題を解こうとしているかを確認するために重要なプロセスです。
 
これを行うべき理由は二つあります。
 
1つ目は、
「解こうとしている問題が間違えていないか」を面接官にしっかりと確認するためです。
 
「解く問題を間違えるなんてあり得ないよ」と思うかもしれないですが、高いプレッシャーの中で実施されるケース面接では、普段できていることができなくなってしまうリスクを考慮し、解くべき問題があっているかを確認するべきなのです。
 
2つ目は、
「自分が解こうとしている問題が本当に解決するべき問題なのか、細心の注意を払っている」ということを面接官にアピールするためです。
 
実は、問題の解き方よりも、どの問題を解くかがコンサルにとって最も重要です。
 
世の中にはたくさんの問題があふれていますが、その内の多くは、解決したところであまり意味がなかったり、そもそも解決できないものであることが非常に多いのです。
 
コンサルの用語で、本当に解くべき問題のことを「イシュー」「論点」という呼び方をします。
 
自分の目の前にある問題が、本当に解くべきイシューであるか否かであるかを見極めるのは、コンサルにとって肝となるスキルなのです。
 
ケース面接では、幸運なことに、「どの問題を解くべきか」ということは面接官から指示される場合が多いため、面接官に問われた問題を復唱し、自分が正しい問題を解こうとしているかを確かめる、というプロセスを取ることが重要なのです。
 
イシューについての詳細について知りたい方は、元マッキンゼーの安宅さんが書いた「イシューからはじめよ」や元ボスコンの内田さんの「論点思考」が最も有名かつ良書です。
イシューからはじめよ

 
論点思考

 
これらの本はコンサルを志望する方・実際にコンサル会社で働いている方の8〜9割は読んでいるんじゃないかと思うくらいあまりにも有名な本です。
 
イシューの概念を理解しきれていないと思う方は、1冊目にご紹介した「イシューからはじめよ」をまずは読んでみることをお勧めします。
 
こちらは2、3時間あれば十分に読み切れる内容で、非常にわかりやすく読みやすい本だと思います。
 
余談ですが、東京大学の理系数学の入試問題は、イシューの見極めが重要なテストだと考えています。
 
6問のうちにいくつかの難問が含まれており、全ての問題を解くことは常人には極めて難しいです。
 
そのため、捨てるべき難問を見極めて、解くべきイシューに着手できるかが勝負の決め手となるのです。
 
 
また、こちらも余談ではありますが、イシューは働き方改革を考える上でも極めて重要な考え方だと思います。
 
昨今では、働き方改革の中で、仕事の効率をあげようとか、集中力をあげよう
ということがうたわれていますが、最も重要なことは、やらない仕事を明確にすることです。
 
というのは、いくら作業効率を上げても、かかる時間を0にすることはできないからです。
 
しかし、そもそも、その仕事をやらなければどうでしょうか?
 
かかる時間を0にすることができるのです。
 
したがって、やらない仕事を明確にし、イシューとなる仕事に手をつけていくことが働き方改革を行う上での肝となるのです。
 

③ケース面接をどのようなステップで解くのかを説明し、面接官の合意を得る

 
面接官を担当することが多いマネージャークラスのコンサルは、新人コンサルが必要のない無駄な作業に時間を使うことを酷く嫌う傾向があります。
 
コンサルでは基本的に「結果が全て」の世界なので、たとえ徹夜で必死に努力したとしても、そのアウトプットに価値がなければ、仕事を全くしていなかったことと同じだ、という考えが背景にあります。
 
むしろ、仕事をしていなかった方が、徹夜で疲労が蓄積されていない分、どれだけマシか、ということを詰められるかもしれません。
 
このようなことを避けるために、コンサル会社の若手社員はがいきなり作業に入る前に、あることをマネージャーに対して確認します。
 
 
それは・・
 

作業の全体アプローチ

 

です。

 
作業の全体アプローチを確認することで、「無駄な仕事をしようとしていないか」、「もっと効率が良い方法はないか」ということを事前に上司に確認するのです。
 
これをぜひ、面接の際にも行いましょう。
 
ケース面接で問題を与えられて、いきなり問題解決の内容に入ってしまう前に、
 
まずは全体アプローチを説明し、合意するのです。
 
これによって、面接官に
 
「こいつは少なくとも一人で突っ走って、いらん仕事をするやつじゃないな」
 
と安心感を与えることができるのです。
 
それでは、ケース面接において、どのように全体アプローチを説明すれば良いか、具体例を記載します。
 
 
「それでは最初に今回のケースについて、いくつか前提確認のための質問をさせてください。前提が明らかになったら、問題を構造化し、どこに問題のボトルネックがあるかを特定します。その上で、ボトルネックを解決するための打ち手を提案します。このアプローチで取り組もうと思いますが、いかがでしょうか?」
 
このような確認を忘れずに行うようにしましょう。
 
 

④結論ファーストで語る

 
コンサルでは、構造的で分かりやすいコミュニケーション方法が好まれる傾向にあります。
 
構造的なコミュニケーションのうちで最も基礎的なものがこの、「結論ファースト」という習慣です
 
この習慣はコンサル発祥の地であるアメリカから来ています。
 
アメリカでの文章は最初に結論であるパラグラフセンテンスがあり、そこから具体的な内容に入っていくという形式が多いです。
 
この形をとると、短時間で効率的なコミュニケーションができることが多く、常にハードワークなコンサルに好まれます。
 
逆に冗長なコミュニケーションをとると、「で、結論は何なの?」とツッコミを入れられることが多いです。
 
日本人がこのコミュニケーション手法に慣れていない理由としては、日本語の文章が起承転結の形式で書かれていることが多く、結論ファーストになっていないことが原因です。
 
では、どうすれば結論ファーストの喋り方ができるのでしょうか?
 
それは、
 
自分の意見を述べる時に、まず最初に「結論からいうと」という習慣をつけてしまうこと
 
です。
 
この冒頭の「結論から言うと」という一言を習慣化すると、強制的に結論ファーストの喋り方ができるようになりますので、ぜひやってみてください。
 

⑤ナンバリングする

 
「結論ファースト」も構造的なコミュニケーションの手法でしたが、もう一つ、構造的なコミュニケーションが出来るやつだと感じさせる手法をご紹介します。
 
それがナンバリングです。
 
説明の際に「〜〜は二つあります。一つ目は〜〜。二つ目は〜〜。」といった形で、全体としていくつ事象があるのかを先に述べた上で、それらの内容を説明していく手法
ことをナンバリングと言います。
 
ナンバリングすることで、たとえ完全なMECEになっていなかったとしても、聞き手側に
 
「この人は構造的な喋り方をするな」
 
という印象を与えることができます。
 
マッキンゼーアンドカンパニーで働いている友人に話を聞いたところ、若手コンサルに対するフィードバックの多くは、構造的な話し方についてのものが多く、その中でもこのナンバリングを当たり前にできているかは一つ重要な確認ポイントになるということでした。
 

⑥なるべく数字で定量的に語る

ケース面接の中で、何か理由を述べるときに意識してほしいこととして、可能な限り「数字で定量的に語る」ということがあります。
 
この理由としてはシンプルで、数字があると説得力が高まるためです。
 
具体例を挙げます。
 
施策Aと施策Bがある場合に、施策Aのほうが良い理由を説明しようとします。
 
その時に、以下の二つのどちらが説得力があるように感じられるでしょうか?
 
【一つ目】
施策Aのほうが施策Bよりも、売り上げが見込めそうなので、施策Aを優先的に取り組むべきだと考えます。
 
【二つ目】
施策Aの方が施策Bよりも約○○円、売り上げアップの効果が見込めるため、施策Aを優先的に取り組むべきだと考えます。
 
いかがでしょうか?
二つ目のほうが、より説得力があると感じられたのではないでしょうか。
 
コンサルの仕事では、お客様に提案の内容を説明し、納得してもらうという場面が非常に多いです。
 
その際に、最も効果的で基礎的な手法が、この数字を使った定量的な説明なのです。
 
特に、新人コンサルの場合は、過去のノウハウや経験が少ないため、その中でお客様を納得させるための強力な武器として、この数字を使った定量的な説明を意識的に身につける必要があります。
 
数字を使うことが若手のコンサルにとってなぜ重要であるか?ということについて、外資系コンサルティング会社のアクセンチュアの戦略部門出身の大石さんが、以下の「コンサル一年目が学ぶこと」という本の中で記載されております。
 
こちらの本もケース面接対策はもちろん、コンサルになった後にも役立つ良書なので、是非参考にしてみてください。
 

 

⑦良い説明が思い浮かばないときは、自身の経験に基づく根拠を伝える

 
ケース面接の中で、「じゃあAとBどちらが良いと思う?」や「Aって大体いくらくらいだと思う?」
などとフランクに質問されることがあります。
 
その際に良い説明が思い浮かばず、「なんとなくですが、、Aの方がいいと思います。」、「感覚的に、Aの方が良いかと思います。」などと答えてしまうと、その瞬間に、「この人は適性がない」と思われてしまう可能性があります。
 
というのも、実際にコンサルになった後に、お客様に対して、「なんとなく」という曖昧な理由をベースに意見を述べることは許されないためです。
 
ではどうすれば良いのかというと、
 
「嘘でも良いので、自身の経験に基づく根拠を提示する」
ということが重要です。
 
たとえば、
「扇風機の値段って大体いくらくらいだと思う?」と聞かれた時に、どのように答えれば良いのでしょうか?
 
その際に以下のように答えます。
 
「以前に家電量販店に行った時に、扇風機は2000円〜10000円程度の価格レンジでした。5000円以下の製品が多かったので、3000円〜4000円程度が平均の価格になるのではないかと考えます。」
 
このように答えると、「以前に家電量販店で見た価格がこの程度であった」という自身の経験がベースになっているため、面接官が「ん、少し高くないか?」と感じたとしても、反論の余地がないのです。
 
ロジックを作るときは、ファクト(自分が実際に見た数字)を拠り所にすると、人から突っ込まれにくくなるということを覚えておいて頂けると良いと思います。
 

まとめ 

7つのTIPSはいかがでしたでしょうか。
一度では記憶することは難しいと思いますので、最後にもう一度、復習を行っておきます。
 
①良い第一印象を与える
日頃から時間をもらうことに対しての感謝を述べることを忘れないでください。
 
②ケース面接で与えられた問題を復唱する
自分が解こうとしている問題が、面接官が意図しているイシューであるかを見極めるために、しっかりと確認しましょう。
 
③ケース面接をどのようなステップで解くのかを説明し、面接官の合意を得る
面接官に解き方の全体像を説明することで、安心感を与えましょう。
 
④結論ファーストで語る
日頃から構造的なコミュニケーションを身につけるために、「結論から言うと」と言う練習をしてみると良いでしょう。
 
⑤ナンバリングする
説明の際に「〜〜は二つあります。一つ目は〜〜。二つ目は〜〜。」といった形で、全体としていくつ事象があるのかを先に述べた上で、それらの内容を説明していく手法
ことをナンバリングと言うのでしたね。
こちらも日頃から練習して習慣付けしておきましょう。
 
⑥なるべく数字で定量的に語る
説得力を高めるための武器として、数字で語る習慣をつけましょう。
 
⑦良い説明が思い浮かばないときは、自身の経験に基づく根拠を説明する
何かを説明する際に理由が思い浮かばなくても、適当に答えるのはやめて、それっぽいロジックを説明できるように特訓しましょう。
 
それでは以上になります。