パン太のキャリア構築予備校

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ビジネスで成功するための非常識な考え方

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こんにちは、下克上コンサルのパン太(@consultant_jin)です。

 

今回はビジネスで成功するために理解しておくべき考え方を、ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンさんの理論に基づいて、楽しくわかりやすく解説します。

 

Youtubeにも動画を上げておりますので、こちらもぜひ参照ください。


ビジネスで成功するための非常識な考え方【パンダでもわかる】

 

 

 

 

経営者にまつわる数字クイズ

 

30%という数字があります。

 

これは経営者に関する数字ですが、一体、何を表しているのでしょうか?

 

・・・・

(記憶に定着させるため、1分程度は色々とブレインストーミングしていただければ幸いです)

 

 

実は、

 

経営者の実力と会社の業績の相関関係

 

を表しています。

 

 たった30%なのです。

 

この数字は、2002年に「心理学者」としてノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンという研究者が「ファスト・アンド・スロー」という書籍の中で記載していた、信ぴょう性の高い研究結果です。

 

この研究では、アメリカの凄腕CEOとされている人たちを長年調査した結果、明らかになった数字であるということです。

 

成功者は実力があったのか、運が良かったのか?

 

この研究結果から言えることは、ソフトバンクの孫社長やユニクロの柳井社長といった方々は、日本で凄腕経営者として知られており、世の中の多くの人から認められておりますが、彼らが

 

本当に実力があったから成功したのか?

 

について、実際のところはよくわからない、ということなのです。

 

もしかしたら、

 

実力は全然関係なくて、運が良かったから成功したのかもしれないのです

 

 私たちの脳は認知バイアスに感染している

 

私たちは、よく以下のように考えてしまいがちです。

 

あの人はうまくいったからには、何か理由があるだろう

 

「あの人は努力したから、うまくいったのだろう」

 

「あの人は実力があったから、うまくいったのだろう」

 

しかし、実際に経営者の実力と業績の相関関係の研究という結果から導かれた数字を見てみると、

 

実は、実力よりも明らかに運の要素の方が大きい

ということがわかるのです。

 

私たちの脳は、認知バイアスという性質に毒されているため、たとえ、このような数字の結果が明らかになったとしても、それが自分たちの感覚とズレていれば、受け入れようとしない傾向があります。

 

何かが上手くいったからには、「人知れぬところで並大抵じゃない努力をしていた」とか「昔から天才的だった」という

 

気持ちのいい理由づけ

 

をしたがる性質が私たちの脳にはあるのです。

 

実際、これ以外にもビジネスにおいては多くのことが運で決まっていることがわかっています。

 

もう一つ、ダニエル・カーネマンが「ファスト・アンド・スロー」の書籍の中で記載していた例をあげます。

 

投資のファンドマネージャーの実力と投資実績の相関関係は?

さて、この問題、どれくらいだと思いますか?

 

さっきは30%だったから、これよりも大きくなりそうですか?小さくなりそうでしょうか?

 

正解は・・・・

 

・・・・

 

なんと、約0%でした

 

株式投資については、猿にダーツをやらせて決めた方が人間がやるよりも成功確率が高い、などと揶揄されている文面をどこかで見かけたことがありましたが、実際に研究の結果このような数値が出ていることには驚きますね。

 

この結果を見ると、ビジネスに関わる要素は、私たちが考えている以上に、運の要素が強い、ということがお分りいただけたかと思います。

 

では、なぜ運の要素が強くなってしまうのでしょうか?

 

ビジネスにおいて、実力よりも運の要素が強く作用する理由

それでは、ビジネスにおいて実力よりも運の要素が強く作用する理由についてご説明します。

 

先ほどの「経営」というテーマを題材として説明します。

 

「経営」が成功するためには、どのような要素が説明変数となるでしょうか?

 

たとえば外部環境の変化があります。

 

外部環境の変化を具体化すると、世界経済の動き、日本経済の動き、経営しているビジネスが属する市場の成長率、代替品の誕生、競合他社の参入やM&A、などなど、これを取り上げるだけでも相当の要素が説明変数となります。

 

さらに、内部環境を考えてみると・・

 

従業員一人一人のコミュニケーション能力やリーダーシップ、専門能力の発揮、モチベーションの変化などなど、細かくみていくと無数に存在します。

 

このように、「経営」の良し悪しを決める要素はあまりにも多岐にわたるため、結果として、運に左右される可能性が非常に大きくなってしまうのです。

 

これは、微分方程式で未来を予測できないのと同じ理由ですね。

 

単純な式であれば、微分方程式は未来予測に当たって非常に有用なツールですが、説明変数の数が増えれば増えるほど、それらの変数同士の従属関係も効いてきて、結果として、てんでデタラメな予測結果しか導けないということになるのです。

 

ビジネス以外の分野では運よりも実力の要素が反映されるものも多い

 

一方で、ビジネス以外の分野であれば、本人の実力と実際の成果が高いものもあります。

 

具体的な例を挙げると、

・受験勉強

・マラソン

・短距離走

などなど

 

これらは、先ほどの「経営」の例と比較すると、圧倒的に、実力が成果に反映されやすいです。

 

その理由は、

 

人間が一人でコントロールできる要素が多いため

 

です。

 

外部環境の変化なども多少なりとも影響はあると思いますが、その影響は小さく、勉強であれば自分の脳の中に入っている問題の定石パターンの組み合わせに合致する問題がテストに出るか、で決まりますし、マラソンや長距離走の場合は、自分が出せるスピードは普段の練習時から予測可能です。

 

このように、成果を決めるに当たって、説明変数となる要素が少ない、もしくは一部の要素が支配的な影響力を持っている場合には、運よりも実力の要素が結果に対して与える影響が大きくなるのです。

 

【超重要】結局、ビジネスで成功するためには

 

では、 ここまでの結果から言えることは一体何でしょうか?

 

それは・・・

 

ビジネスは運の要素が強いから、試行回数を増やしたものが勝つ

 

ということです。

 

たとえば、成功する確率が1%しかなかったとしましょう。

 

この数字を聞くと人は諦めてしまいがちですが、この数字が意味しているのは、

 

100回サイコロを振れば1回は当たる

 

ということです。

 

逆に、確率が30%であれば、

 

100回サイコロを振れば、30回は当たる

 

ということなのです。

 

逆にどんなに確率が高くても、「サイコロを振らなければ」絶対に当たらないのです。

 

この性質をよく理解することが重要です。

 

ここで重要なのは、

 

外れた時のダメージが小さいサイコロを選んで振り続ける

 

ということです。

 

運の要素が強いのだから、当たるまでサイコロを振り続ければ良いのですが、外れた場合にダメージが大きいものは避けるべきです。

 

たとえば、起業しようと思うと、ラーメン屋をやるとか、カフェを開く、ということが思い浮かびますが、これらはどうでしょうか?

 

ラーメン屋もカフェも、お店を構える必要がありますし、原材料費もかかります。初期コストとしてもざっと500万円程度はかかると想定されます。

 

これはリスクが大きく、失敗した時の金銭的な負担が大きい、いわゆる外れた時のダメージが大きいサイコロと言えますね。

 

では、ブログやYoutube、他のアフィリエイトなどはどうでしょうか?

 

これらを始めるにあたって必要なのは、ネット環境とサーバ費用、ビデオを撮るのであれば、マイクや撮影機器くらいです(撮影機器もiphoneがあればそれで代替できてしまいます)。

 

感動的なことに、今の時代はデジタル技術の普及により、在庫も持たず、人も雇わず、参入も撤退も容易なビジネスを始められるようになったのです。

 

具体的な例として、ブログやYoutubeなどは初期コストが小さく、失敗したとしても失うものが小さい「外れた時のダメージが小さいサイコロ」に当たるということがお分かりいただけたでしょうか。

 

これ以外にも、在庫なし・人を雇わずに済む・参入障壁がない・撤退障壁もないビジネスはググればいくらでも出てくると思いますので、悩んでいる暇があれば、とにかく動き出してみてください。

 

このチャンスを逃さず、

 

外れた時のダメージが小さいサイコロを選んで振り続ける

 

ということを意識して行動をし続けてみてください。

 

最後に、本記事の理論が面白いな、と思った方に向けて、私が尊敬してやまないダニエル・カーネマン博士の書籍を以下に紹介しておきます。

 

これからの時代にビジネスで成功するために必須の知識として求められる「行動経済学」の理論が根本から、理解できます。

 

とてもおすすめなので、是非みてみてください。

 

 

以上となります。